水漏れ
住まいを扱うこの仕事をしていて、あまり遭遇したくないけど年に何度か出くわすのが階下への水漏れです。今日は、分譲マンションに賃貸でご入居いただいているお客様からの連絡を受け、オーナー様に代わって水漏れ現場に飛んで行きました。
業者さんによって洗面台が取り外され、床をめくって今日のところは水漏れの原因個所はほぼ特定できましたが、明日は更に床下のコンクリートをハツり、給水管を一部取りかえるとのこと・・・。今回のケースは経年変化による給水管の劣化が原因による水漏れのようです。
誰が悪いということではないけれど、水漏れはされた方もした方も、気持ちの良いものではないですし、室内での修復作業は、住まれている方にとってはストレスでしょうから、できるだけ水漏れには遭遇したくないですよね。
平田
春の嵐
住宅ローンのお話その2
住宅購入時、住宅ローンを利用する場合に、たまに立ちはだかる壁が、「団体信用生命保険(団信)」です。団信はローンを借りたお客様に万一のことがあった時に、ローンの残債が一括返済される保険で、保険料は銀行負担ですが(実際には、保険料は金利に含まれていると思いますが)、生命保険である以上、お申込み時の健康状態によっては加入を拒否されることもあります。金融機関はお客様に万一のことがあった時に、お貸ししたお金が焦付くことなく団信の保険金によってスムーズに回収できるようにするために、団信加入を融資の条件にしています。つまり、ご収入や勤続年数などの住宅ローン借入要件を十分に満たしていても、基本的に団信に加入できなければ、住宅ローンの審査も否認されるのです。団信に加入できなくても住宅ローンを借りる方法は無いことはないのですが、非常にハードルの高い条件をクリアしなければなりません。ただ、銀行によって、団信引受保険会社が異なりますので、A銀行では団信に加入できず住宅ローン否認だったが、B銀行では団信OKで住宅ローンも承認された、なんてケースもよく有りますので、健康診断で悪い数値が出たり、おおむね3年以内に手術をされたお客様は、トレック不動産販売のスタッフにお気軽にご相談くださいね。
これから住宅ローンを利用して住まいを購入されるご予定の方は、どうぞ健康にはお気をつけください。
平田
大阪府咲洲庁舎
今日は、箕面市の市街化調整区域内にある一戸建の再建築に関する調査で、南港のコスモタワー内にある「大阪府咲洲庁舎」へ出かけました。私の中ではコスモタワーと言えば、少し前までは、家族と出かけて展望台に昇るというイメージでしたが、最近は「大阪府咲洲庁舎」としてのイメージの方が強くなっています。
それにしても、吹田市北部、千里万博公園に近いトレック不動産販売にとっては、大阪湾が目の前の「大阪府咲洲庁舎」での調査は遠過ぎて結構辛いんですよね。今日は昼から急いで、会社⇒「大阪府咲洲庁舎」⇒「箕面市役所」と阪神高速を使って移動しましたが、結局調査半ばで時間切れ。調査時間よりも移動時間の方が圧倒的に長かったな。
平田
春の訪れを実感するとき
先日から甲子園球場で熱戦が繰り広げられている高校野球。今日はあいにくの雨なので、試合は中止のようですね。南千里のホテルにも甲子園出場校である京都の鳥羽高校の球児たちの姿が見え、これから練習なのか、大型バスに乗り込んでいました。
毎年選抜高校野球が始まると、いよいよ春の訪れを実感します。
平田
吉志部瓦窯跡
こんにちは、平田です。今日も快晴の気持ちの良い日でした。
先日、平安京造営時の宮殿の瓦を焼いていた「大山崎瓦窯跡」について触れましたが、吹田市岸部の紫金山公園内にある「吉志部瓦窯跡(キシベガヨウセキ)」も更に規模が大きく、同年代の瓦供給窯として有名です。今日は吹田市役所での物件調査からの帰り道、紫金山公園の横を通ったので、ちょっと立ち寄ってみました。現地の説明文をそのまま転記します。
「吉志部瓦窯跡は延暦13(794)年に新たに都が遷された平安京の造営当初に宮殿に使用する瓦を生産した窯です。昭和43(1968)年に発掘調査が行われ、計13基の窯跡が見つかり、平安京の造営に関わる重要な遺跡であることから、昭和46(1971)年に国の史跡に指定されました。また、史跡指定後の一帯の調査により、窯跡の前面の広い範囲に瓦を作るための建物跡などの工房の跡が見つかり、吉志部瓦窯跡は東西280m以上、南北190mの範囲に展開し、非常に大規模な操業が行われていたことがわかりました。
瓦の生産にあたっては原料の粘土の採掘・粘土を練る・瓦を作る・窯で焼くなどの作業があります。吉志部瓦窯跡では丘陵下で粘土を掘り、その上方の建物跡などが見つかっている場所が瓦の製作を行った場所であり、さらにその上方に窯が築かれ、瓦製作のための一連の作業が効率的に行われるようにそれぞれの作業場が配置されていたものと考えられます。このように紫金山公園には古代をしのぶ歴史遺産が眠っています。
吹田市緑化公園室 吹田市教育委員会 平成18(2006)年3月」
カバ缶
生まれ変わりつつある千里ニュータウン
今朝の日経新聞に、街開きから50年を迎える、吹田市と豊中市にまたがる千里ニュータウンに関する明るい記事が掲載されていました。
かつては全国のニュータウン開発のモデルにもなり、1975年のピーク時には人口約13万人に達し活気に溢れていた千里ニュータウンですが、時代とともに人口の流出と高齢化、建物の老朽化が進み、「ニュータウン」という名と実態に少なからずギャップが生じていたことは否定できません。
しかし今から13年前に分譲団地の建て替えが初めて実現して以降、賃貸団地も含めて徐々に団地の建て替えが進んで新たな住民も増え、人口の減少にやっと歯止めがかかったようです。若い世代も増えてきて、住民に占める高齢者の割合も昨年初めて低下したとのこと。
確かに、ここ数年千里ニュータウン内では、必ずどこかの団地で建て替え工事が行われていた記憶がありますし、現在もあちらこちらで建て替えの現場が目につきます。そして、確実に子供の数が増えていると実感します。再び子供たちの明るい声に満ちた、活気ある新生「千里ニュータウン」に生まれ変わる日も近いかもしれません。
平田
ご来店
今日はあいにくの雨模様でしたが、忙しい一日を送ることができました。そんな中、駆け出しの頃に千里丘で新築一戸建をご購入いただいたお客様のお嬢様が、今日フラッとご来店されました。このお客様とのお取引は平成4年2月ですから、もう20年も前になります。当時まだ中学生くらいだったお嬢様が、私を憶えていてくれて、住まいのご購入のご相談で、ご主人様と一緒にわざわざトレック不動産販売まで足を運んでくださったのです。とても嬉しかったです。トレック不動産販売は、こうして末永くお付き合いをさせていただけている多くのお客様に支えられているのです。絶対にいい住まいを探しますからね!
平田
住宅ローンのお話その1
トレック不動産販売で物件をご購入されるお客様の約半数が住宅ローンを利用されます。これから住宅ローンを利用して物件のご購入をご計画の方に、うまく住宅ローンを借りていただくために気を付けていただきたいお話を、実際に私が不動産取引の際に体験したことに基づいて書いていきます。
もう何年も前のお話ですが、30歳くらいのご夫婦がマンション購入のご相談でご来店されました。その表情にどこか元気がないのです。お話をお伺いしていくと、先日大手不動産会社で物件購入を検討していたところ、「ローンが通らないから購入は無理です」と断言されたとおっしゃるのです。気に入った物件を見つけて、住宅ローンの審査をしたところ、十分なご年収があるにもかかわらず、銀行からの回答は「総合的な判断により」という、よく分からない理由で「否認」されてしまったんですね。このような曖昧な表現でローンが否認されるケースは、ほぼ間違いなく金融機関が必ずチェックする個人信用情報に何らかの問題があるのです。
よくよくお話をお聞きすると、1年ほど前にクレジットカードで支払った1,000円程度の金額が残高不足で引き落とされず、その後も残高不足に気づかないまま数カ月経過していたことがあったとのこと。ご来店された時点では、支払いも完了済だったのですが、いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまっていたんですね。たかが1,000円の滞納と侮ってはいけません。それが故意であってもなくても、滞納していたという事実だけが金融機関の情報機関に残ってしまい、ローンの借入や新たなクレジットカードの申し込みができなくなることもあるのです。一旦「ブラックリスト」に載ってしまうと、消えるまでに5年から7年は必要と言われています。家族のために、今マイホームを購入したいのに、1,000円をうっかり滞納したばっかりに5年以上も待たなければ住宅ローンが借りられず購入ができないなんて悔しいですよね。
今は、現金がなくても簡単にカードで支払いができる時代ですが、そこに落とし穴が潜んでいることをあるのです。これから住宅ローンの利用をお考えの方は、クレジットカードを利用されたときは、大きな金額の滞納だけではなく、ついついうっかり忘れてしまうくらいの少額の滞納もしないようお気を付けください。
余談ですが、そのお客様には、少額の滞納であったため滞納のあったクレジット会社に実際に出向き、個人信用情報上の滞納の履歴を削除していただくよう誠心誠意担当者にお願いをすることをアドバイスさせていただきました。なんと、そのお願いが受理されて後日個人信用情報上の滞納履歴が削除され、住宅ローンを利用して無事マイホームをご購入いただくことができたのです。
平田