どこまで下がるのか?

DSC_33492月2日(火)の朝刊に、先週末に発表された日銀のマイナス金利政策の影響に関する記事が記載されていました。早速、預金金利を下げた銀行も有るようですが、元々雀の涙程度の預金金利については個人的にはどっちでもいい、という思いが正直なところで、全く興味がありません。

それよりも、住宅の売買の仕事に携わる者としては、住宅ローン金利の動向がとても気になります。近年、「住信SBIネット銀行」や「新生銀行」、「イオン 銀行」などのインターネットで申し込む住宅ローンの金利の安さが目立っていましたが、ついに三菱東京UFJ銀行やりそな銀行、三井住友銀行などのメガバンクも、店頭金利からの優遇金利幅をネット系の銀行に対抗できるレベルまで広げ、自己資金の割合やご年収、お勤め先などにもよりますが、お客様によっては変動金利で0.6%~0.625%の適用が可能になりました。

ギリギリまで下げた住宅ローン金利の更なる下げ合い合戦には一歩引いて、独自のメリットをアピールして勝負していた都市銀行が、そこまで金利を引き下げざるを得なかったのは、三井住友信託銀行が審査次第で変動金利0.6%の適用を最初に打ち出したためで、このままでは三井住友信託銀行に一人勝ちされてしまうとの危機感が各銀行に生じたのでしょう。

確かに、住宅ローンを利用して住まいを購入されるお客様は、0.01%でも安い金利で借りられる銀行を選択される方がほとんどです。そういった意味では、住宅ローン金利も銀行間の競争原理が働き、住宅ローンを利用されるお客様にとっては更にうれしい状況になったと言えます。

平成3年から、住まいの売買仲介に携わってきた私が、今まで経験したことのないこうした住宅ローンの低金利状態ですが、マイナス金利政策により、更に下がる可能性がでてきました。一体、どこまで下がるのでしょうか。各銀行の動向に目が離せません。

平田

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